Infragistics(インフラジスティクス)の製品が好きだ。2008年ごろから社内用と本番の小さなプロジェクトで利用している。
ライセンス料もそれほど高いわけではなく,コントロールもかなり優れている。しかもそれぞれソースの公開付きだ。
だが残念ながらある程度以上の規模のプロジェクトや長いロードマップを持つ自社製品には使えない。
まず,小さいバグが多すぎる。製品としては致命的だ。(ソースを公開しているから細かいバグは自分で潰せとは言えないはず)
そして,その都度サポートを提出しても「次のパッチで直す”かもしれません”」という状態だ。「一応,本国の開発部隊には伝えておくけど,修正されるかは分からないよ」ということ。
2008年に私が見つけたバグは,DataGridのInfragisticsの独自拡張コントロールのUIデザイナツールのバグであった。
UIデザイナを使って,グリッドの並べ替え等細かな調整を簡単に行えるわけであるが,調整後に「OK キャンセル 適用」と並ぶ「適用」のボタンを押すと折角行ったデザインが全てクリアされてしまうというバグであった。
非常に困るのでサポートに連絡すると「現象を確認しましたが,今のところ適用を押さないよう運用する以外に方法はありません」とのこと。
それだけならまだ良い。「適用」を押さないよう十分に注意すればよいだけのことだ(私はとても寛大なのだ)
「本国のサポートへ【最重要】のバグであると報告しておきます。進捗があり次第連絡します」とのこと。そこまではよかった。
その後,いつまでたっても連絡は無い。しびれを切らしこちらから連絡すると。
「あの件は本国で修正しないと決定されました。ごめんね」と回答あり。
スパイシーな冗談かと思った。しかしその後このバグが修正されることは本当に無かった(メジャーバージョンアップしてみたが,いまだに怖くて適用を押さない運用をしている。修正されたという情報がどこにも見つからないからだ)
どのような経緯があってそれがクローズされたかは分からないが,「適用」ボタンを押してはいけないなんてなんと程度の低いバグであろうか。馬鹿バグの類である。
つい最近も「その程度」のバグがあり,サポートへ連絡したところもちろん今のところ修正されたという回答はない。きっと又スルーに違いない。それか次のメジャーバージョンにアップグレードしたら直っているとか。
この程度のサポートしかされないのであればやはりそれ相応の使い方しかできないということになる。
その他,ヘルプが分かりづらい。サイトが分かりづらい。更新情報をブログで流す程度の通知しか行わない。と色々あり少なくとも私は「使えない」と言わざるを得ない状況だ。
散々な言いようではあるが,誤解しないで欲しい。サポート体制は相当に不満であるが,細かいところに目をつぶれば非常に面白い製品である。センスが良い。仕事では使わないかもしれないが,冒頭で書いたようにInfragistics製品はとても好きだ。Infragisticsのセミナーにも足を運び,Tシャツをゲットするくらいである(妻はそのTシャツが嫌いというのは別の問題だ)。セミナーの講師から直接サポートメールが届くアットホームさも気に入っている。(単に日本法人の人数が少ないだけかもしれないが)
好きであるが故の苦言であると思って頂きたい。